【2024最新版】シャネル・マトラッセ相場上昇率TOP6から見る、最新の人気アイテムをご紹介

鑑定士が大胆予測！2028年にマトラッセバッグの定価は200万円を超える？！

コロナ禍をきっかけに年々価格が高騰しているマトラッセですが、今後も価格の上昇は続くと考えられます。その大きな理由は以下の3点になります。

理由1．コロナ禍で需要が高まった中古バッグ

新型コロナウイルス感染症の拡大により、原材料の値上げや為替の影響が世界中で広がりました。物価は上がる一方、飲食業界やエンターテイメント業界など、雇用が不安定になる方が多く見受けられました。このような状況下で、旅行などに消費をすることもなくなった資産のポートフォリオ分散先としてブランド品が注目され、中古品の需要も一気に高まっていきました。

理由2．原材料の高騰＆ブランド戦略

国際情勢が不安定な状態が続いていることから、物価の高騰は今後もしばらく続くと考えられます。またシャネルは、購入する国によって価格差が生じないようにするため、原材料の高騰や為替の変動・独自のブランド戦略なども相まって商品の定価を上昇させる方向に調整していることからも、原材料の高騰は定価の変化に大きく影響します。

理由3．ブランド品価格に大きな影響を与える円安相場

円安は輸入品の価格上昇に大きく影響します！3年前には約125円だったガソリン代も、円安の今では約170円にまで上がっており、更なる上昇も想定されております。当然、シャネルのマトラッセは海外で作られているため、日本国内で購入したい場合、円安の影響は避けて通れません。海外の購入者以上に、国内の利用者にとっては大きなインパクトがあります。また、日本の中古市場は国内だけでなく海外への輸出業者も当然参入しているため、中古品の買取相場も急上昇しております。

これらの理由により、マトラッセの価格は今後もさらに高騰していくと考えられます。

３０年前は約３０万円ほどであったマトラッセが、現時点で１２０万円まで高騰していることを考慮すると、５年後の２０２８年に２００万円まで上がるという予想も現実的なものであるといえるのではないでしょうか。

日本では需要の低い大き目サイズを売るなら今がチャンス！

マトラッセは主に５つのサイズを展開しています。

• ・ミニマトラッセ
• ・マトラッセ23
• ・マトラッセ25
• ・マトラッセ30
• ・マトラッセ34

この中でも、日本を含めたアジア圏では小さいサイズ、欧米では大きいサイズが好まれる傾向があります。その理由のひとつとして、身体の大きさが異なることが挙げられます。アジア圏に比べ欧米のほうが身体が大きい方が多いため、バッグも大きいサイズを好む傾向が強いようです。

また、昨今続いている円安の影響で、マトラッセの海外からの需要がますます高まっています。為替の恩恵を受ける海外の中古ブランド取扱い業者や、国内に旅行などで訪れた観光客などもシャネルの買い付けを多く行っています。そのため、大きめのサイズのマトラッセ30やマトラッセ34を売りたい方にとっては円安の今が絶好の機会と言えます。

キャビアスキンとラムスキン、売るならどちらがおすすめ？

シャネルのマトラッセは主にキャビアスキンとラムスキンという２つの素材で作られております。簡単に２つの素材についてご説明します。

キャビアスキン

表面に凹凸の型押しがされている特徴的な素材です。現在の正式名称としては「グレインド カーフスキン」と言います。ちなみになぜキャビアスキンかと言うと、型押しの模様が高級食材の「キャビア」に似ていることから「キャビアスキン」と呼ばれています。マトラッセは経年劣化で膨らみが小さくなっていくものですが、ラムスキンと比べると、この劣化のスピードが遅く比較的長く形を維持してくれると言われています。傷が付きにくく、仮に傷がついたとしても目立ちにくく、肌触りが少し硬めの素材です。

キャビアスキンのメリット

• ・素材が固いのでキズが付きにくい
• ・表面に凹凸があるためキズが目立ちにくい
• ・ふっくら感が持続しやすい
• ・長期間良い状態をキープできる

ラムスキン

表面がなめらかな質感を持つ素材です。キャビアスキンは牛革を使っていましたが、ラムスキンは生後1年以内の羊の革を使用しています。その為、非常にデリケートで傷つきやすく、水分にも弱いとされています。その分肌触りはきめ細かい、柔らかく肌に吸い付くような肌触りが特徴です。

ラムスキンのメリット

• ・素材が滑らかな為、肌触りが良い
• ・軽くて柔らかい為、荷物をいれても重くなる心配が少ない
• ・通気性に優れている
• ・キャビアスキンよりも光沢感があり、高級なイメージを与える

後の売却を意識してマトラッセのバッグを購入するならキャビアスキンがおすすめです。キャビアスキンはラムスキンに比べて、硬さがあり傷がつきにくいため、保存状態を良好に保ちやすいです。また、ラムスキンのほうが光沢があり高級感が強いことと、キャビアスキンに比べて軽く、普段使いがしやすいことから所持している人が多いため、必然的にキャビアスキンのほうが希少価値が高くなっています。

マトラッセ全体の値上がりの傾向とキャビアスキンの希少性を考慮すると、今後さらに価値が上がると考えられるため、今キャビアスキンを売ろうと考えている方は、綺麗に保持して５年後くらいに売ることをおすすめします。

プロの鑑定士が買うなら、ラムスキン

一方、鑑定士の立場から中古のマトラッセを買うのであれば、キャビアスキンよりもラムスキンをおすすめします。その理由として、キャビアスキンは安いものでも６０万円以上と、簡単には購入できないほど値上がりしています。マトラッセ自体の価値が上がっていることから、まだ値段が上がり切っていない「状態の良いラムスキン」は今後さらに高く売れる幅が残っているため、今中古品を買うならばラムスキンがおすすめです。

おすすめの保存方法

今後売ることを考えたときに大切になってくるのが、保存状態を良好に保つことです。
ラムスキンは特にチェーンの跡がつきやすいため、跡が付かないようにハンガーにチェーンを掛けて保存しましょう。さらに形状が変わらないように、ただハンガーに吊るすだけではなく、床に少しバッグの底面がつくようにしまい、下からも押さえることが大切です。メッキ剥がれの対策としては、ビニールを掛けることが有効です。また、買取の際に査定価格に大きく影響する湿気による内部ポケットのべたつきは、市販のシリカゲルなどの乾燥剤を入れることで大きく改善されます。