古いフェラガモ（Ferragamo）バッグを最新相場で高く買取

・ブランドの概要
サルヴァトーレ・フェラガモ（Salvatore Ferragamo）は略して「フェラガモ」と呼ばれることが多いようです。1927年にイタリア・フィレンツェで靴店として産声をあげました（1928年を創業年とすることもあります）。フェラガモはシューズメーカー・ブランドとして、履きやすさと機能性に徹底的にこだわり、新素材などへも積極的に取り組み、伝説的なシリーズを数多く創造しています。

・代表作「見えない靴」と夢の靴職人
代表的なのが1947年に発表された、セロファンやナイロン糸を活用した革新的なデザインの「見えない靴」です。この靴で、創業者サルヴァトーレはアメリカの権威ある賞「ニーマン・マーカス賞」を米国人以外で初めて受賞しました。
創業者サルヴァトーレは南カリフォルニア大学で解剖学を学ぶなどして、靴の機能を高めることに力を注ぎ、「夢の靴職人」と呼ばれました。他にも「ウェッジソール」やサンダルの「キモ」、「フラットフォーム・ソール」など数多くの名作を生み出しています。もともと、フェラガモ開業前に、ハリウッドで靴職人として活躍していたこともあって、フェラガモには、マリリン・モンロー、オードリー・ヘプバーン、ソフィア・ローレンなど錚々たるセレブの愛用者が多いことでも知られています。

・ブランドの躍進
その後、サルヴァトーレの妻ワンダや子孫たちがフェラガモを躍進させていきます。
1969年には今や定番といえるハンドバッグの「ガンチー二（GANCINI）」を発表、1970年にはメンズ分野へ進出、1971年には、シルク・スカーフとネクタイのラインをスタートさせています。そして、1978年には今でも若い女性を中心に人気の高い「ヴァラ（Vara）」が誕生し、トータルファッションブランドとして名声を高めていくことになります。
今や世界有数の総合ファッションブランドとなったフェラガモは、同族経営の会社と言われますが、一族の子どもたちのうち3人だけが、フェラガモで働くことを許されるといった厳しい決まりもあり、機能と美しさのバランスを追求し、革新を求める創業者サルヴァトーレの確たる意思が、時代の流れの中であっても継承されていると言われています。

・市場での評価
フェラガモの市場での評価は安定しています。歴史もあることから、希少価値の高いモデル、人気のシリーズ、「レア」といわれるようなアイテムは相場が上がり続けています。